高齢の母の靴選びに迷ったら|理学療法士が4つのポイントでチェック

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「母の靴が古くなってきたけれど、どれを選べばいいか分からない」「ひもを結ぶのが大変そうなので、脱ぎはきしやすい靴にしたい」。高齢の親の靴選びで、こんな悩みはありませんか。

この記事では、高齢の女性向けのウォーキングシューズとして人気のムーンスター「イブ(EVE195)」を、理学療法士が転びにくい靴のポイントに照らしてチェックします。メーカーの公式情報をもとに、向いている人・向かない人もまとめました。

この記事で分かること

  • ムーンスター イブ(EVE195)の特徴
  • 転びにくい靴のポイントで見たチェック結果
  • 向いている人・向かない人
  • サイズの選び方と、はくときの注意点

ムーンスター イブ(EVE195)とは

ムーンスターの公式オンラインストアでは、EVE195は次のように紹介されています。

  • 外側にファスナー:脱ぎはきがしやすい
  • ワイズ4E:幅広のつくり
  • 軽さ:23.0cmで片足約200g
  • 靴底:ガラス粒子・繊維入りのゴムを配合し、すべりにくさに配慮
  • つま先:つまずきを防ぐことを考えた靴底の形
  • かかと:「非対称カウンター」で、かかとが内側に倒れるのを防ぐつくり
  • サイズ:21.5〜25.0cm(レディース)

価格は公式ストアで税込6,600円です(2026年10月確認)。販売店やセールによって変わることがあります。

転びにくい靴のポイントでチェック

当サイトでは、転びにくい靴の選び方として5つのポイントを紹介しています。その中から、EVE195に当てはまるものを4つにまとめました。

ムーンスター イブ(EVE195)の4つのポイント:1 外側ファスナーで脱ぎはきしやすい、2 4Eの幅広、3 片足約200gの軽さ、4 つまずき・すべりへの配慮

1. 外側ファスナーで、脱ぎはきしやすい

ひもを毎回結ぶのが大変になると、かかとを踏んだまま歩いたり、脱げやすいスリッパのような靴を選んだりしがちです。外側のファスナーで脱ぎはきできると、玄関でもあわてずに準備ができます。玄関では、いすに座ってはくのがおすすめです。

2. 4Eの幅広で、足の横幅に合わせやすい

高齢になると、外反母趾や足のむくみなどで、足の横幅が広く感じる方も多いです。4Eの幅広は、横幅がきつくて歩きにくい方の選択肢になります。ただし、幅が広すぎると靴の中で足が動いて不安定になるので、試しばきでの確認が大切です。

3. 片足約200gの軽さ

靴が重いと、足を前に出すのがおっくうになり、すり足になりやすくなります。片足約200g(23.0cm)は、軽めのつくりです。足が上がりにくくなってきた方には、軽さは大事なポイントです。

4. つまずき・すべりへの配慮

メーカーによると、靴底はつまずきを防ぐことを考えた形で、ガラス粒子や繊維の入ったゴムですべりにくさにも配慮されています。かかとが内側に倒れにくいつくりも、歩くときの安定につながります。

一方で、甲の締まり具合や、靴底の曲がりやすさは、足の形や歩き方によって感じ方が変わります。こうしたポイントは、実際にはいて確かめてください。くわしいチェックの方法は、こちらで書いています。

向いている人・向かない人

向いている人

  • ひもを結ぶのが大変になってきた方
  • 足の横幅が広く、今の靴がきつい方
  • 軽い靴で、散歩や買い物に出かけたい方
  • 手指の力が弱く、脱ぎはきに時間がかかる方

向かない・注意したい人

  • 足の幅が細い方(靴の中で足が動きやすい)
  • 装具や中敷き(インソール)を使っている方(入るか確認が必要)
  • 足に強い変形や痛みがある方(専門の靴が合うこともある)
  • 家の中で使う室内ばきを探している方(外出用の靴です)

サイズの選び方と、はくときの注意点

  • 夕方に試しばき:足は夕方にむくみやすいので、その時間に合わせる
  • つま先に少し余裕:つま先に指1本弱くらいのゆとりがあるか
  • かかとが浮かないか:歩いたときに、かかとがパカパカしないか
  • 左右両方はく:足の大きさは左右で違うことがある
  • ファスナーを閉めてから歩く:開けたまま歩かない

通販で買う場合は、今はいている靴のサイズと、足の長さ・幅を測ってから選ぶと失敗しにくくなります。返品や交換の条件も、購入前に確認しておくと安心です。

よくある質問

高齢の親の靴選びについて、よく調べられている質問をまとめました。

男性用はありますか。

EVE195はレディースのモデルです。男性用の靴を探す場合も、この記事で紹介した「かかと・幅・軽さ・靴底」のポイントで選んでみてください。

リハビリシューズとの違いは何ですか。

リハビリシューズは、むくみや装具に合わせて大きく開くものなど、室内やリハビリの場面を考えたものが多いです。EVE195は、外出用のウォーキングシューズとして考えるとよいと思います。

どれくらいで買い替えればいいですか。

靴底がすり減って平らになってきた、かかとがつぶれてきた、という場合は買い替えの目安です。すり減った靴は、すべりやすく、つまずきやすくなります。

むくみで夕方に靴がきつくなります。

夕方の足に合わせてサイズを選ぶのが基本です。むくみが強い、片方の足だけむくむ、という場合は、病気が隠れていることもあるので受診してください。

親に新しい靴をはいてもらえません。

はき慣れた靴を手放したくない方も多いです。一緒に買い物に行って本人に選んでもらう、まずは近所の散歩で試してもらう、などの方法がおすすめです。

まとめ

最後に、この記事のポイントです。

  • ムーンスター イブ(EVE195)は、外側ファスナー・4E幅広・片足約200gのレディースのウォーキングシューズ
  • つまずき・すべりへの配慮があり、かかとが内側に倒れにくいつくり
  • ひもを結ぶのが大変な方、足の幅が広い方に向いている
  • 足の幅が細い方、装具を使う方は試しばきで確認を
  • サイズは夕方に、左右両方で確かめる

靴は、毎日の外出を支える大切な道具です。まずは、親がいまはいている靴の底のすり減りを見てみてください。


参考にした資料

この記事は、次の資料を確認して書いています(2026年10月確認)。商品の仕様や価格は変わることがあります。最新の情報は販売ページで確認してください。足に痛みや変形がある方は、医師や専門職に相談してください。

  • ムーンスター公式オンラインストア「EVE 195」(リンク)
理学療法士 山下康希

この記事を書いた人

山下 康希|理学療法士
回復期リハビリテーション病院を経て、いまは訪問リハビリでご自宅に伺っています(ひと月およそ120件)。現場で見てきたことと公的な資料をもとに、転倒予防・痛み・住まいの工夫・介護保険など、ご家族が今日から試せることを書いています。

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